『ラスト・フレンズ』特別編。なんだあれー。
(以下、毒舌なので、「感動したっ」「泣いたっ」なんて人は読まないでください)。
そもそもそんなに肩入れしていなかったので、業務上の義務として最後まで見たんですが、ファンはあれでもうれしいわけ? 心から疑問なので、誰か教えてーーー。
改変期とかに、好評だったドラマの2時間スペシャルを放映するのはよくあるパターンですよね。先日の『SP』とか。描ききれなかった部分や後日談を追加!といいつつ、ほとんどがリピート映像、っていうやつ。今回もそんなもんだろうと思っていたから腹も立たなかったけど、つい先週まで放映されてたのと同じものをまた繰り返し流すって、なかなかの勇気だよね。いや、CMまたぎで同じ映像を流すことを思えば、どうってことないか(苦笑)。
総集編部分の映像は、最初はソウスケにスポットを当てたのかな、と思ったんですが、特にそんなこともなくて、ひねりも工夫もなく、単にわかりやすくまとめた感じ。
追加映像部分がまたひどくて、ミチルが前に働いていた美容院の先輩もDVに遇っているらしい、というネタフリがちらっとあったのを受け、オグリンがわざとらしく美容院に行き(ミチルにでもタケルにでも切ってもらえばいいじゃん!)、先輩と会話するという流れに。ミチルのことを、「彼氏に愛されてるんだろうなと思って妬んでいじめてた」とか言ってたけど、ミチルも顔にケガしてたり、いきなり休んだり、男の客につきたくないって言い出したりしてたんだから、少しはピンと来てもよさそうなものでは。しかも、DVは継続中で、オグリンもシェルターを勧めるでもなく、具体的な解決策はなにも提示されずに「当たり前と思ってはだめ」というようなメッセージが伝えられるだけ。
しかし、いちばんガックリきたのは、タケルと、彼に性的虐待を加えてセックス恐怖症に追い込んだ姉の会話。「ぼくも家族ができて姉さんを許せるようになった。姉さんも幸せになってね」とか、タケルが一方的にセリフを言うんだけど、もう、実もフタもない。タケルはまぁ、素直なキャラではあったけれど、もうちょっと余韻を持たせるというか、効果的な言葉が作れなかったんだろうか。全面的な許しをバーン!と提示するよりも、乗り越えたことを感じさせる一言二言のほうがグッときたんじゃないかと思うんだけど。
また、追加部分は比較的スケジュールにゆとりのありそうな、オグリンとエリー(このふたりの結婚とイタリア行きってのも、ねぇ。テキトーな展開だったよね)を中心にまわっていて、ミチルは一周忌で子供を連れてソウスケの墓参りに行ってるんだけど、確か設定では母親に捨てられて家族はいないってことになってたと思うけど、ちゃんと墓があるのね。で、ミチルも(特に法事もないだろうに)きっちり喪服を着ている。ミチルが何らかの形でソウスケを愛している/今も大切に思っている、というのはそれはそれでけっこうなんだけど、ソウスケがタケルにケガを負わせて楽しみにしていた仕事を奪ったことやルカを中傷するビラをまいたことなんかを考えると、やっぱり無神経な女だなぁ、どこがいいんだ、ミチルの?って最後まで謎だった。
取ってつけたようにフォローをしておくと、ルカやタケルのようなキャラクターがドラマで描かれて、人気を得たということは、画期的だし、良いことだと思います。DVに注目が集まったことも。ただ、それだからこそ、もうちょっと掘り下げて描いてほしかったという気がしてなりません。特に後半は心理を丁寧に描くことよりも、ドラマティックな事件や事故をガンガンッと入れていくことに時間が割かれていましたから。本編を見ながら「宇多田ヒカルの音楽に救われてるよね」と思ってきたけど、特別編はむしろ「「宇多田ヒカルのプロモーションビデオ?」って感じでした。
(以下、毒舌なので、「感動したっ」「泣いたっ」なんて人は読まないでください)。
そもそもそんなに肩入れしていなかったので、業務上の義務として最後まで見たんですが、ファンはあれでもうれしいわけ? 心から疑問なので、誰か教えてーーー。
改変期とかに、好評だったドラマの2時間スペシャルを放映するのはよくあるパターンですよね。先日の『SP』とか。描ききれなかった部分や後日談を追加!といいつつ、ほとんどがリピート映像、っていうやつ。今回もそんなもんだろうと思っていたから腹も立たなかったけど、つい先週まで放映されてたのと同じものをまた繰り返し流すって、なかなかの勇気だよね。いや、CMまたぎで同じ映像を流すことを思えば、どうってことないか(苦笑)。
総集編部分の映像は、最初はソウスケにスポットを当てたのかな、と思ったんですが、特にそんなこともなくて、ひねりも工夫もなく、単にわかりやすくまとめた感じ。
追加映像部分がまたひどくて、ミチルが前に働いていた美容院の先輩もDVに遇っているらしい、というネタフリがちらっとあったのを受け、オグリンがわざとらしく美容院に行き(ミチルにでもタケルにでも切ってもらえばいいじゃん!)、先輩と会話するという流れに。ミチルのことを、「彼氏に愛されてるんだろうなと思って妬んでいじめてた」とか言ってたけど、ミチルも顔にケガしてたり、いきなり休んだり、男の客につきたくないって言い出したりしてたんだから、少しはピンと来てもよさそうなものでは。しかも、DVは継続中で、オグリンもシェルターを勧めるでもなく、具体的な解決策はなにも提示されずに「当たり前と思ってはだめ」というようなメッセージが伝えられるだけ。
しかし、いちばんガックリきたのは、タケルと、彼に性的虐待を加えてセックス恐怖症に追い込んだ姉の会話。「ぼくも家族ができて姉さんを許せるようになった。姉さんも幸せになってね」とか、タケルが一方的にセリフを言うんだけど、もう、実もフタもない。タケルはまぁ、素直なキャラではあったけれど、もうちょっと余韻を持たせるというか、効果的な言葉が作れなかったんだろうか。全面的な許しをバーン!と提示するよりも、乗り越えたことを感じさせる一言二言のほうがグッときたんじゃないかと思うんだけど。
また、追加部分は比較的スケジュールにゆとりのありそうな、オグリンとエリー(このふたりの結婚とイタリア行きってのも、ねぇ。テキトーな展開だったよね)を中心にまわっていて、ミチルは一周忌で子供を連れてソウスケの墓参りに行ってるんだけど、確か設定では母親に捨てられて家族はいないってことになってたと思うけど、ちゃんと墓があるのね。で、ミチルも(特に法事もないだろうに)きっちり喪服を着ている。ミチルが何らかの形でソウスケを愛している/今も大切に思っている、というのはそれはそれでけっこうなんだけど、ソウスケがタケルにケガを負わせて楽しみにしていた仕事を奪ったことやルカを中傷するビラをまいたことなんかを考えると、やっぱり無神経な女だなぁ、どこがいいんだ、ミチルの?って最後まで謎だった。
取ってつけたようにフォローをしておくと、ルカやタケルのようなキャラクターがドラマで描かれて、人気を得たということは、画期的だし、良いことだと思います。DVに注目が集まったことも。ただ、それだからこそ、もうちょっと掘り下げて描いてほしかったという気がしてなりません。特に後半は心理を丁寧に描くことよりも、ドラマティックな事件や事故をガンガンッと入れていくことに時間が割かれていましたから。本編を見ながら「宇多田ヒカルの音楽に救われてるよね」と思ってきたけど、特別編はむしろ「「宇多田ヒカルのプロモーションビデオ?」って感じでした。
Comment
一応タケルファン
百年ぶりくらいにこのハンドルを使ってみます。
最初は制作発表での上野樹里のハンサムぶりに興味もって見始めたわけですが、結果からいうと、瑛太の美女ぶりにはまりました、たぶんファンです。
で、総集編はちょっともう見ていて寝たくなるくらいのひどさ。特にやはり私もタケルの扱いに呆然としました。あの台詞をわざわざ言わせるくらいなら、エピソードとしてもってきてはいけなかったんじゃないかと。乗り越えるというより、切り捨てる、振り切るくらいのことしかあの時点では無理だったんじゃないかと思ったりしてましたので。
ドラマ自体は一話も欠かさずみた貴重なドラマですし、キム●クよりは視聴率高くて当たり前でしょとか思ってましたが、確かに脚本のずさんさは後半際立っていました。上野樹里のジェンダーへの揺れについても、途中から本当にどうでもいい感じになって、最後は「これでいいのだ」的に描きつつも痛みを置き去りという印象は否めません。
というわけで、総集編についてはもうひとこと、要らなかったよねえ。。。と。もっと言うなら、最終回さえ実は要らなかった気もしたりして。
最初は制作発表での上野樹里のハンサムぶりに興味もって見始めたわけですが、結果からいうと、瑛太の美女ぶりにはまりました、たぶんファンです。
で、総集編はちょっともう見ていて寝たくなるくらいのひどさ。特にやはり私もタケルの扱いに呆然としました。あの台詞をわざわざ言わせるくらいなら、エピソードとしてもってきてはいけなかったんじゃないかと。乗り越えるというより、切り捨てる、振り切るくらいのことしかあの時点では無理だったんじゃないかと思ったりしてましたので。
ドラマ自体は一話も欠かさずみた貴重なドラマですし、キム●クよりは視聴率高くて当たり前でしょとか思ってましたが、確かに脚本のずさんさは後半際立っていました。上野樹里のジェンダーへの揺れについても、途中から本当にどうでもいい感じになって、最後は「これでいいのだ」的に描きつつも痛みを置き去りという印象は否めません。
というわけで、総集編についてはもうひとこと、要らなかったよねえ。。。と。もっと言うなら、最終回さえ実は要らなかった気もしたりして。
Ruby | URL | 2008/07/06/Sun 18:20 [EDIT]
瑛太♪
Rubyさん、コメントありがとうございます。
瑛太は『篤姫』でもちょっと気弱な感じの、“女を立てる”ことを知っている男を演じていて(実在の人物なので今後どうなるかわかりませんが)、かなり好みです。瑛太、田中圭、忍成修吾、黄川田将也……最近の若い子はマッチョさが薄くてかわいいよー♪(すみません、男子タレントについて語ると止まりません。スルーしてください)。
『ラスト・フレンズ』について辛口な感想をどこかに書いたはず、と考えていたんですが、メールかコメント欄か思い出せなくて、今、思い出したので、一部、コピー(&修正してペースト)してみます。
最終回に関して
------------
セックスを軽視(無視?)しすぎないほうがいいんじゃない?って思いました。
タケルは性的関係を持たずに済むルカと居るのが心地いい。でも、意識としてはストレート男性であって、「ぼくは女の子を幸せにできない」とか言ってる。
それに対するルカの返事がまたおかしなことになってて、
「タケルは女の子を幸せにできるよ。私が知ってる」とか。
アンタ、いつの間に“女の子”になったのよ!? 海外で手術はどーなったの?
タケルがほかに(恋愛という意味で)女の子を幸せにしてる場面なんて、なかったし。
ルカがミチルに性的関係を望むかどうかはさておき(ルカが性転換して男性になって、タケルまたは他の男子と関係を持つ、というのもありなので)、いちばん、欲求不満が懸念されるのはミチルですな。
セックスって、一部の人が思うほど重要じゃない場合も多いけど、あんまり無視しすぎるのも嘘くさい気がします。
------------
あと、タケルに関して言うと、ルカが性別違和を告白しようとした瞬間、遮って「好きだ」とか言い出したじゃないですか。タケルはルカのことをある程度察していたと思っていたので、あの場面で、な、なんにもわかってなかったの?って、キャラ造形がめちゃくちゃになった気がしました。
キ●タクはダイキライですけど、ドラマとしては、阿部寛と深津絵里と加藤ローサの掛け合い場面のほうが、ラスフレよりドラマとしてよく出来ていると思います。ちなみに前クールでいちばんおもしろかったのは『絶対彼氏』で、次が『ルーキーズ』。ラスフレに注目していたみなさんは、あまりふだんはドラマを見ない方が多いようなので、ついてきてくださらなくてもいいんですけど、ラスフレを語るときのわたしの立ち位置(とドラマとの関わり)を知っておいてもらったほうがいいと思うので書きました。
瑛太は『篤姫』でもちょっと気弱な感じの、“女を立てる”ことを知っている男を演じていて(実在の人物なので今後どうなるかわかりませんが)、かなり好みです。瑛太、田中圭、忍成修吾、黄川田将也……最近の若い子はマッチョさが薄くてかわいいよー♪(すみません、男子タレントについて語ると止まりません。スルーしてください)。
『ラスト・フレンズ』について辛口な感想をどこかに書いたはず、と考えていたんですが、メールかコメント欄か思い出せなくて、今、思い出したので、一部、コピー(&修正してペースト)してみます。
最終回に関して
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セックスを軽視(無視?)しすぎないほうがいいんじゃない?って思いました。
タケルは性的関係を持たずに済むルカと居るのが心地いい。でも、意識としてはストレート男性であって、「ぼくは女の子を幸せにできない」とか言ってる。
それに対するルカの返事がまたおかしなことになってて、
「タケルは女の子を幸せにできるよ。私が知ってる」とか。
アンタ、いつの間に“女の子”になったのよ!? 海外で手術はどーなったの?
タケルがほかに(恋愛という意味で)女の子を幸せにしてる場面なんて、なかったし。
ルカがミチルに性的関係を望むかどうかはさておき(ルカが性転換して男性になって、タケルまたは他の男子と関係を持つ、というのもありなので)、いちばん、欲求不満が懸念されるのはミチルですな。
セックスって、一部の人が思うほど重要じゃない場合も多いけど、あんまり無視しすぎるのも嘘くさい気がします。
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あと、タケルに関して言うと、ルカが性別違和を告白しようとした瞬間、遮って「好きだ」とか言い出したじゃないですか。タケルはルカのことをある程度察していたと思っていたので、あの場面で、な、なんにもわかってなかったの?って、キャラ造形がめちゃくちゃになった気がしました。
キ●タクはダイキライですけど、ドラマとしては、阿部寛と深津絵里と加藤ローサの掛け合い場面のほうが、ラスフレよりドラマとしてよく出来ていると思います。ちなみに前クールでいちばんおもしろかったのは『絶対彼氏』で、次が『ルーキーズ』。ラスフレに注目していたみなさんは、あまりふだんはドラマを見ない方が多いようなので、ついてきてくださらなくてもいいんですけど、ラスフレを語るときのわたしの立ち位置(とドラマとの関わり)を知っておいてもらったほうがいいと思うので書きました。
萩原まみ | URL | 2008/07/08/Tue 19:23 [EDIT]
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